little things

愛しさが背中を押すんだ

この世の全部は主観なんだから

 

 

こんなことでブログを書く日がくるなんて、本当に今でも悪い夢を見ているような気がする。発表から1ヶ月が経ちそうというところで、やっと落ち着いて自分の気持ちと向き合う時間が取れたけれど、なんだろうな。最近やっと自分からこの件について触れられるようになって人と会話したときに「あなたは今どう思っているの?」と聞かれて、何も言葉が出てこない自分にびっくりしてしまった。悲しいのか、つらいのか、もう受け入れられているのか、それとも現実逃避しているだけなのか、1ヶ月ずーーーーっと考えていても感情が全く整理できていなくて、今でも思いつめると全然普通に涙が出てくるし、でもどこにもぶつけることのできないこの感情はきっと5/23を迎えても消えないままなんだろうなと思う。世の中に溢れるありとあらゆる言葉に疲弊して、もうこの世にわたしに発言できることは何もないんじゃないかなという気までしてるけれど、いつか、何年後かにこのブログを読んで、あのときは大変だったなって笑えたらいいなという祈りのためだけにこの文章を書きます。

 

 

 

 

 

発表があったあの日、Mステリアタイできるぞと前のめりでテレビをつけたらまずれんくんの黒髪ビジュアルが最高すぎて泣いてた(比喩表現)し、パフォーマンスもみんな素敵でやっぱりあたたかくてハッピーな彩りという楽曲のことが大好きだなって思ったし、急にドラえもんとの会話が始まってなにこれ可愛すぎない!?って興奮していたらとても嬉しい発表があってこれはもう絶対ドラえもん観に行くしかないなとものすごくテンションが上がっていたし、でもそのままクロサギを観てハッピーな気持ちで寝ようとしていたら急に顔色を悪くした家族から「ねえニュース見た方がいいかもしれない……」と言われて、疑問に思いながらTwitterを開くと信じられないタイトルのネットニュースの記事が目に飛び込んできて。

れんくん、と思った。何よりも先に、まずれんくんのことを思った。本当に、本当にな……いろんなことが頭を駆け巡っては涙が出てきて。わたしはずっとれんくんのファンで、れんくんのファンだったから、自分のことをめちゃくちゃ熱心なグループのファンではないなと思っていたけれど、それでもこれからもずっとずっとれんくんの未来はメンバー4人と共にあると思ってたよ。何もわからなくてつらくて苦しくなった。れんくんがグループに残ってくれる、そのことを喜んでいいのかさえわからなくて。2人で頑張るって言ったって、そんなの全然わからなかったし、本当に、どれだけ背負うんだろうと思った。本当に何も背負わないて生きてほしいよ、それしかわたしには言えることがない。何も背負わないで自分のやりたいことをやってほしい、アイドルとしてファンの前に立つのが好きならそれでいいし、本当になんでも、自分の思うように生きてほしいってそれを願うことしかできなかった。何もかもがつらくて、発表を見たときにれんくんが事務所に残る側にいることには納得してしまう自分がいたけれどかいちゃんがそこにいてくれることに感謝してしまう、その感情さえもつらくて、目の前の現実もその現実に対する自分の感情も全部がつらくてしかたがなかった。

わたしはずっとれんくんの幸せを願ってきただけの人間だけれど、きっとれんくんはわたしが願わなくても幸せになれる人だからもう幸せを願うのは違うかもしれないな、なんてことを最近感じていて。そんなタイミングでのこの発表、やっぱりわたしはどこまでも自担のことが大切だから、彼の人生のことを思って泣いてしまうよ。

 

全く寝れなくての土曜日。残ると決めてくれたその思いを尊重したいし、するからには全力で応援したいのに、みんながこれからもいてくれたら実現できたであろういろんな未来を考えてしまってつらかった。2人の未来が想像できないことがつらい。れんくんやかいちゃんにはきっとこれからもこの場所でやりたいことがあるはずで、踏ん張りながらも前へと進んでいく意思を見せてくれているのに、急に目の前が真っ暗になってしまった気がしてただただつらかった。本当に悲しいことだけれど、5人ならできても2人ならできないことっていうのは絶対にあるはずで、その叶うことのない未来に一瞬でも思いを馳せてしまう自分がいてそれがどうしようもなくつらかった。

れんくんがみんなについていこうと努力する姿、グループのメンバーとして自分にできることを模索する姿、これまでに見てきたいろんな姿を思い出しては、なんでこんなことになってしまったんだろう、どうにかできなかったんだろうと意味もなく考えてしまう。みんなのブログを読んでまた泣いてた。れんくんの言葉がとてもありがたくて、うれしくて、ありがとうこれからも応援させてねと思う気持ちと、メンバーのブログを読んでさらにぐっちゃぐちゃになる気持ちと。何もわからないから残ってくれてありがとうともわたしにはもう言えないなと思ってしまうし、守るって、そんなに背負わなくていいのにとやっぱり泣いてしまうし、ほんとにれんくんの感情を勝手に想像してはつらくなって。もしファンのためという感情だけでその選択をしたのならわたしはものすごく苦しくなってしまうから、どうかそれがれんくんが1人の人間として心から望む道でありますようにと願うことしかできないけれど、でもファンのために守ろうと決めること、それ自体が彼の望みならもうわたしには何も言えないなと思った。それが彼の決めた道なら全力で応援したいよと、それだけは強く思う。

れんくんが、メンバーと離れることを決断するほどの何かがそこにあったんだなということが苦しい。もちろん、れんくんがキンプリを守ろうとするその思いを否定するつもりは全くないし、そこには自分の意思のある人だと思っているし、辞めるとも思っていなかったはずなのに、メンバーのことが好きでこれまでグループのために頑張ってきた人が彼らと一緒に退所することを選ばなかったんだな……ということを考える。ジャニーさんの残してくれたグループへの思いなのか、ファンへの思いなのか、方向性の違いなのか、わたしにはその中で何が一番大きかったのかもその理由全ても一生知ることはできないから、ただそこにあった何かが3人と辞める選択をすることよりも大きかったんだなって、その事実をその事実として咀嚼している。500周くらい回って事務所がしょうくんの退所を認めることにびっくりしているかもしれないな。ほんとに、どんどん大きくなっていくキンプリちゃんをこれからもずっと応援できると思ってた。個人ではこれからも演技を頑張っていきたいと思っているとわたしは解釈しているし今後についてもそんなに不安はないけれど、グループ仕事については前向きな気持ちが一切持てなくて、それがすごく悲しかった。退所後の3人を見て、ああこういうことがやりたかったんだなって答え合わせみたいに思うのかな。どこかこの状況を客観的に見てしまう自分がいてこれか〜〜〜〜ってなってた。これまで他のグループでも辞めていく人を見てきたけれど、なんか全然違ったな、全然違う。こんな感情、一生わかりなくなかったな。

 

月曜日、テレビのワイドショーを見た。彼らの写真に並ぶ文字を見てしまうと、ほんとにこんなことを言ったの?って信じられなくて冷水を浴びせられたような気持ちになる。もう何もわからなくなってしまったから、考えてもしかたがないから、彼らがやりたかったことはなんなのか、その答え合わせのできる5/23以降の世界か、大変だったねって言える数年後の世界に今すぐにでもタイムスリップしたいなと自暴自棄になっている自分がいた。これからの半年なんて一番大切にしなきゃいけない半年なのにね。

せめて事務所が最後まで5人を守ってほしいなと思う。何も見えないところから見ようとする行為が本当に苦手すぎて、自分勝手な憶測を目にしては苦しくなってそんな自分に落ち込んでっていうのを繰り返した結果、わたしには正直目の前の事実を受け止めるので精一杯だなと思ったし、今はもうそれでいいかなと思っている。そういう人たちからしたらこんな態度は許せないのだろうけれど。

何が一番つらいかって、わたしはれんくんが残ってキンプリを守ると言っていることが一番つらいのかもしれないなと思う。こうなってしまった今、グループを残してくれることにものすごく感謝する気持ちはあるのに、れんくんが"残された側"としてそこにいることがつらくて苦しい。これは本当にもしもの話だけれど、わたしはれんくんが自らの意思で1人で退所していたとしたらこれほど悲しんでいないような気もしていて。ただただブログの言葉が優しくてつらい。彼らのことを信じていないわけではないのに、2人の未来を想像してしまっては泣いてた。れんくんまだ23なんだよなあ……これから先もずっと3人の影はついてまわるだろうし、でもそれでも全部を背負って活動していく覚悟をもう決めているんだなって、ずっとぐるぐる考えていた。オタク(一人称)は一生同じことを考えてしまうしすぐ感傷的になるから本当によくない。

でもそこには、彼らの未来を思って泣く感情とどうしてこうなってしまったんだろうという嘆きとなんとかならなかったんだろうかという悲しみしかないと思いたい。もっと頑張ってほしかったとわたしには言えないな……だって本人たちがもう頑張れないと思ったもの、外野があれこれ言ってどうにかなるものじゃないしなって思ってしまう気持ちが大きい。3人に対してそう言えてしまうのはわたしがれんくんのファンだからっていうのもあるだろうけれど、常日頃好きな人たちにはできる限り自分の望むように生きてほしいと思っているから、もうこうなったら3人の思うように生きていってほしいよ。そういう意味ではわたしはその決断を受け入れられてしまっているのかもしれないな。もう無理だなと状況を判断して仕事を辞めるというのは誰に対しても認められるべきことだと思っているから、やっぱりその会社にいてやりたいことができなかったという事実を嘆くことしかできない。ただ、わたしは決断した人たちに対してどうして辞めちゃうのと縋る優しさも責める優しさも持ち合わせていないけれど、どうして辞めようと思ったんだろうなとはこれから先もずっと考えてしまうだろうなと思う。

 

火曜日。どうしたってもう5人が並んでるところが見られなくなるのが信じられなさすぎて仕事中も何度も考えてた。CDTV、普通に悲しくてちょっとだけ泣いた。これから5月まで、キンプリにまつわる一つひとつの出来事を噛み締めて生きていかなきゃいけないなんて悲しすぎると思った。

 

木曜日、ラジオを聴いた。率直で優しい言葉選びをするれんくんのことが好きだなあと思った。なんかめちゃくちゃ大人だったな………………すごく大人でびっくりした。いろいろなことを経験して今の彼があるんだな、というのはいつもれんくんを見ていて感じることで、メンバーに対する言葉、ファンに対する言葉、素直な自分の感情、全部よかったなと言ってしまうとあまりにも軽いけれど、一つひとつの言葉にものすごく感謝した。わたしが発表を聞いて思ったことと同じことを言っていて、そのことに泣いてしまう。わたしはファンで、彼はメンバーなのにね。全部伝えてくれてありがとう、ファンの感情、できる限り掬い上げようとしてくれて、もうなんなんだろうと思った。全部大切にしたい。わたしにとって最高のアイドルだよ、ありがとう。

自分の感情と他人の感情を切り分けて話してくれる人のことが好きです。わたしにできることはその言葉を真っ直ぐに受け止めることだけで、それは誰が何を言おうと関係ないことだなと思えたし、出来るだけ多くの人間が直接この音声を聴いてくれたらいいなと思った。ただただありがとうだなあ……れんくん自身もつらいと思っていることや不安だと思っていることを伝えてくれることが、わたしにとってどれほどありがたいことか。(わたしは今回れんくんが話してくれた内容が全てだと思っているという大前提の上で)本当のことはこちら側には一生わからないけれど、真っ直ぐに受け止めてほしいと言葉にしてくれることがわたしにとってはただそうすればいいんだなって、それが彼の本当にやりたいことなんだと信じてこれからも応援すればいいんだなって、その瞬間にとても大きな指針になるからありがとう。好きな人の言葉を信じること、至ってシンプル。それでもグループを残したいと思ったのが彼なのだから、わたしにできることは彼とかいちゃんがその選択をしてよかったなって心から思える未来があるようにと祈ることだけなのかもしれないな。結局オタクなんて見えるものを信じるしかないし、人の人生は人の人生だし、他人のことなんてわからないものなんだから、と思う。

ラジオを聴いていて感じたのは本当にオタクって無力なんだなってことで。当たり前すぎる話だけれど、その無力感に今更、本当に今更おそわれている。たとえわたしがここで祈ったとしても彼らには何も届くことがないのが現実で、できる限り2人のことを応援していきたいと思うけれど、これから先はどんなにファンがエールを送ったとしても、れんくんとかいちゃん自身が頑張るしかないんだよなと思う。幸せをいくら祈っていても、それを実現するためには彼ら自身が自ら幸せになろうと努力し続けるしかなくて、なんだろうな、頑張ってほしいという思いはなんて一方的で無責任なんだろうということを考えている。

それはそうとしてわたしはれんくんが直接話してくれた言葉にものすごく救われたから、残りのメンバーのファンのことを思うと4人にももう少し丁寧に時間をかけて話せる場があればいいと思うよ……これがラジオを聞くまでは「なーにが残された側はラジオがあっていいよな、だよ!」とキレていた人間なので、自担の言葉って本当に偉大だなと思う。いくら納得できなくても、理解できなくても、こんなに真摯に向き合ってくれる言葉を真っ向から否定するのだけは絶対に違うと思ったし、もうこの言葉さえ言わされてるって言われるのがもう心底許せなくて許せなくてさあ……3人がちゃんと話してくれないと(たとえ話したとしてもあれこれ言い続ける人は永遠にいると思うけど!)ただでさえ5人でやっていたものをこれから2人でやっていくのはとても大変だろうに、こんな特級呪物みたいなものをずっと背負って活動していかなきゃいけないの、想像するだけでもしんどすぎて事務所に対して本気でなんとかしてほしいという気持ちしかない。好き勝手に騒ぐムーブメントを見るたびに、じわじわと心がすり減っていくのを感じている。

ここが辺境の地だから嘆いてしまうけど、辞めたいと告げられたそのときのれんくんの気持ちを考えるとあーーーーーーーつらいな。本当につらい、やりきれない気持ち。わたしはれんくんのことを可哀想だとはあまり思いたくないけれど、メンバー同士という関係性以外にグループに存在する関係性とか、それに起因する彼のグループ内での在り方とか、これまでも思うところがなかったわけではないから、この顛末を聞いて余計につらくなってしまう部分がある。とても悲しい。

いつも自然体すぎてアイドルらしいアイドルだなとは思わないれんくん。その精神はどこまでもアイドルなんだなと思わされたラジオだった。

 

金曜日。あの日を境に自分の中で何かがガラッと大きく変わってしまったなという感覚がある。1週間ずっと落ち込んでいるわけではなく冷静でいられるときもあるのに、キンプリという要素を何かしらの形で摂取するたびにガクンと下がってしまうっていうのをずっと繰り返していて。正直、自分から感傷的になりにいっているところは少なからずあるんだと思う。完全に意識を逸らしてしまえばわたしは多分何も考えずにその日を迎えることができちゃうんだろうな。でも一度考えてしまうと本当にダメで。どうしても懐古してしまう、関西の番組に出ていた頃の思い出やKingとして活動していた頃の思い出が蘇ってきては、あの頃はこんな結末が待っていたなんて全く思いもしなかったなって考え始めると止まらなくて、どこまでもつらい気持ちになる。終わらないってことは頭では理解しているけれど、それでも、好きな人のいるグループがこんな結末を迎えるのがとても悲しい。やっぱり今でも信じられないな。

興味深くて2015年のわたしがアイドルの脱退について書いている文章を何回か読んでた。「こんな風に話していて、もし自分が応援している子が突然目の前からいなくなってしまったらってそんなことを想像するのも嫌だけれど、そのとき自分は何を思うんだろう、きっとそのときはこんな風に考えることはできないんだろうな、なんてそんなことを思った。」まさかこんなことになるなんて想像もしていなかったから、あの頃の自分は本当に能天気だったなって思って笑ってしまう。人生とか生き方とか、そういうのを考える以前に悲しいという感情しかないよ。

 

 

本当の意味で受け入れられる日はきっと最後まで来ないんだろうなと思う。自分のためにも悲しいことはちゃんと悲しみたいし、でも、ありのままの自分が感じること以上のことを感じようとする必要はないと思うから、無理せず、自分のできる範囲で、5/22まで彼らの姿を見つめ続けたいと思います。と、前向きなことを言いつつも人には人の宗教があるからと割り切って考えられる日とあらゆることが悲しくなっちゃう日が今でもあるから、なんだかんだわたしはずっと情緒不安定なままなんだろうなあ。